行動開始~聖エルミン学園1階部分です。
- (1-1)
- 鍵がかかっていて入れそうにない。
- 生徒
- セベクが呪われてるなんてガキの噂だよ!あれは絶対生物兵器を造ってるのさ。
- マーク
- 皆、何であのセベクが気になんだよ?あんなのただの会社なのに。
- 南条
- 俺は彼の意見に賛成だ。神取という男、生物兵器くらい平気で造りかねん。
- ゆきの
- アンタがそんなに噂話が好きだとは知らなかったね。さあ、それ位にして病院に行くよ。
- 生徒
- 知ってる?セベクのビルって変な噂がたくさんあるの。うめき声が聞こえたとか、赤い目が窓からのぞいてたとか…。以前幽霊屋敷にあった場所に建てたでしょ。その呪いじゃないかって言われてるのよ。
- マーク
- なっつかしいな、幽霊屋敷かぁ!オレ昔よく遊びに行ってうちのばばぁ…いやオフクロに怒られてさ…。
- 南条
- セベクの話は聞いていてあまり気持ちの良いものではないな。そんなことより病院へ行こう。
- ゆきの
- 1年くらい前だったね。空き家を取り壊した場所にセベクのビルが建ったのは…。
- 生徒
- 先輩「キド」さんって先輩のクラスの人ですよね?休み時間や放課後教室に行っても会えないし。 お話したいのにチャンスがないんです!ミステリアスな横顔がとってもステキっ★ なんだけど…。
- マーク
- あの子、玲司ファンらしいな…。別にうらやましがってる訳じゃねぇぞ!
- 南条
- キド…城戸玲司か…。あの男、一見目立たないが、わざとそうしているようにも思える。
- ゆきの
- くだらない話につき合ってる暇はないね!さっさと病院に行こうよ。
- (1-5)
- 鍵がかかっていて入れそうにない。
- 生徒
- ギャンブル、それは男の夢カジノ、それはバニーちゃん! スロット、ブラックジャック、コードブレーカー。あぁ、オレも早くカジノに行ける年になりてぇ。
- マーク
- アイツ、この間教室で賭け大貧民やって先生に怒られてたな。
- 南条
- コードブレーカー…。昔、山岡と一緒に遊んだものだが。
- ゆきの
- ギャンブル好きはほっといて病院行こうぜ。アタシがキレないうちにね。
- (空き教室)
- 扉には鍵がかけられている。
- …あの少女は幻だったのだろうか…?
- 反谷教頭
- 君たち、誰がここを通っていいと言ったのかね?外に出たいならちゃんと校門を使いたまえ! 校長の教育が甘すぎるからこんな悪ガキどもばかりなのだ、我が校は!さあ、早く向こうへ行きたまえ! こんなものはすぐに業者を呼んで埋めてしまうからな!
- 反谷教頭 (はんやきょうとう) 通称ハンニャ教頭 とても厳しいので生徒の人気はかなり低い
- マーク
- ゲッ、ハンニャ教頭がいるじゃねーかよっ!オレアイツ嫌いなんだよー。早く向こう行こーぜっ!
- 南条
- どうした?校門が封鎖でもされてるのか?早くしないと病院の受付が終わってしまうかもしれないぞ。
- ゆきの
- 実はこの学校って、冴子先生と校長先生以外はろくな教師いないんじゃない?
- (抜け道を進もうとした)
- 反谷教頭
- 君!ここを使ってはいけないと言っているだろう!
- 生徒
- 2年生の内藤ってのが彼女と一緒に行方不明になったって聞いたけど、 俺はそれ、セベクの仕業だとにらんでるんだ!…え?根拠があるのかって?そこはそれ、男の勘って奴よ!
- 生徒
- 体育館が新しくなったから音響設備もバッチリだぜ!学園祭のライブを楽しみにしててくれよなっ! というワケで体育祭の日はさっさとバッくれてスタジオ直行だぜ!
- マーク
- これで大きな鏡でもついてりゃダンスの練習場所にピッタリなのによー。
- 南条
- 俺はあまり体育館には縁がないのだが。まあよしとするか…。
- ゆきの
- アタシは早く病院に行きたいんだけどね。
- 生徒
- 古い舞台の上ではいろんなことが起きた。その長い歴史の中で汗と涙、そして血が流されてきたんだ。 舞台がなくなってしまっても、その上に立った者たちの思いはそう簡単には消えやしない…。
- どう僕のセリフ?長くって覚えるのに苦労したよ。
- マーク
- ここもっと広けりゃいいのになぁ。オレのステージにゃ狭すぎるぜ!
- 南条
- 確かに俺が入学式で新入生代表のあいさつをした時よりきれいになっている。
- ゆきの
- 舞台にまで来て何をしようっての?アタシたち検査に行くんだろ?
- マーク
- このマット寝心地いいんだぜ。
- 南条
- 大した物は置いてないぞ。
- ゆきの
- ほこりっぽいし汗くさいし…よくこんな所で寝る気になるね。
- 生徒
- 部長、学園祭の演目まだ決まってないんだよな。
- 生徒
- 昔、伝統のお芝居があったって聞いたんですけど、それをやらないんですか?確か雪の…。
- 部長
- ダメよ!あれは禁止!…演目はすぎに決めるから、もう少し待っててね。
- 生徒
- 部長ちょっとおかしくありませんでした?どうしてあんなに怒るの?
- 生徒
- 9年前のトロフィーがない。この年もコンクールで優勝したはずなのに、この年のヤツ1つだけ欠けてる。 ひじょーに気になるね、まじで。
- 部長
- なあに、入部希望なの?違うんだったら邪魔だから帰ってくれないかな?
- マーク
- 演劇なんかいいからオレに踊らせろって!
- 南条
- 「雪の」というと…「雪の女王」のことか?
- ゆきの
- この学校に伝統の芝居があったなんて初耳だね。
- 生徒
- 今減量中でさ、ボクシンググローブでさえアンズアメに見えてきちゃうよ。
- マーク
- ボクシングってかっこいいよなぁ!でも痛そうだしなー。
- 南条
- 貴様、ボクシング部に入りたいのか?しかしその前に病院で検査を受けなければな。
- ゆきの
- …アタシもダイエットでもするか…。
- 生徒
- アーチェリーは知的な大人のスポーツ!弓がなくても貸してあげるから大丈夫だよ!
- マーク
- この部屋にはたくさん弓があるんだよな。今度借りて遊んでみるかな。
- 南条
- アーチェリーも面白いとは思うが…病院に行くのも忘れるなよ。
- ゆきの
- アタシはどうも弓が苦手でね。やっぱり武器はカミソリかな。
- たまきちゃん
- こらぁ!どうして部室汚すのよ!バカただし!
- たまきちゃん フェンシング部の転校生 毎日ただしくんと喧嘩している
- ただしくん
- あ~聞こえねぇ、俺らの勝手だろ~がよ。ったく毎日プンスカしやがって、このブスたまき!
- ただしくん フェンシング部のグータラ部員 毎日たまきちゃんと喧嘩している
- たまきちゃん
- なんだとぉ!こんな下品なもの即はがす!
- ただしくん
- こらぁ!人の女神になにさらす!
- たまきちゃん
- なーにが女神よ!このスケベ!スケベスケベスケベスケベ!
- ただしくん
- だー!このブス!ブスブスブスブスブスブスブス!
- 男子部員
- あーあー、この二人毎日こうなんだよ。よくあきないよなぁ。
- 女子部員
- たまきは転校生だけど、大会で3位になるくらい強いのよ。でも…前の学校のことあまり話したがらないの。 なんかあったのかなぁ。
- たまきちゃん
- はぁはぁはぁ…なーに?今取り込み中なんだけど。
- ただしくん
- ぜぇぜぇぜぇ…何だよ?今取り込み中なんだって。
- マーク
- (ロッカーの落書きを見て)
- ハンパなペイントだぜ。グラフィティをボムすんならよぉ、もっとリキ入れにゃぁ。
- 南条
- まったくうちの運動部のバカどもは…まさに傍若無人のかぎりだな。
- ゆきの
- ほっときなよ。喧嘩するほど仲がいいってね。よく言うじゃないか。
- 生徒
- トウシューズって意外と固いのよ、知らなかったでしょ?初めてはいた時は私も驚いたわ。
- 生徒
- 体育館の建替えのおかげで部室がもらえて助かったなあ。だって教室で着替えてるとのぞかれるかもしれないもんね! あっ!もしかしてあなたものぞきに来たのっ?!
- マーク
- どーもこういうのは調子くるっちまうなぁ。なあ早く病院行こうぜ!
- 南条
- バレエは小さいころ山岡に連れられて観に行ったが…情操教育のつもりだったのか。
- ゆきの
- バレエかあ…「くるみ割り人形」が面白いよね。クリスマスの晩、少女が見た楽しい夢の世界…。うっとり…。 何よその顔!アタシはバレエが好きなんだよ!悪い?!
- (新体操部)
- 鍵がかかっているようだ。
- エリー
- 私、冴子先生に何が起きたかを話してましたの。Brownは一足早く帰ってしまったようですし、 Ayase1人では説明なんてちゃんとできるわけがありませんものね?
- アヤセ
- 上杉のヤツがうまくバッくれちゃったからアヤセと桐島で先生に説明したんだよ! ホントに上杉ってば、こーいう時だけは素早いんだから。
- 先生
- 天舞か。おい、最近2階の一番端の空き教室に出入りしてる奴がいるって話、お前じゃないのかぁ?ん?
- マーク
- 2階の空き教室に勝手に出入りするヤツか…そんなヤツ知ってるか?
- 南条
- 貴様、どうも人違いをされてるようだぞ。
- ゆきの
- 英理子と優香は気絶しなかったから病院に行く必要がないんだね。 でもどうしてアタシ達だけ気絶しちゃったんだろ? 気絶しなかったのは前にもペルソナ様をやったことがある奴ら…優香と英理子と上杉か…。
- マーク
- 校長先生は留守かぁ。そうか、また中庭にいるんだ。
- 南条
- 探検もいいが天舞、病院に行くのも忘れるなよ。
- ゆきの
- きれいな花…校長先生が花を好きだってのは本当の話だったんだね。
- 生徒
- 校長先生ってとっても優しい先生なの。それにお花がとても好きでね、まるで自分の子供みたいに可愛がってるんですよ。
- 大石校長
- まあ天舞君、あなたたちもお散歩かしら?この守り神様にね、 みんなが立派な大人になりますようにってお願いするのが先生の若い頃からの日課なの。
- 大石校長 (おおいしこうちょう) 聖エルミン学園の校長先生 子供たちと花を愛する女性
- (比麗文石)
- 比麗文石 (ひれもん石)
- 1963年、学校建設当初に出土した巨岩。 岩質はサマタイトですが磁気異常が検出されています。 伝説では、比麗文なる天上人が御影町の守護石として、天から降り落としたものと伝えられています。
- マーク
- うちの校長、いいヒトだとは思うけどよ…。なんか乙女チックなんだよなー。
- 南条
- 巨石遺構か…貴重な文化遺産だ。誰が何のために建てたのか?興味は尽きんな。
- ゆきの
- アタシ今日はバイトがあるんだけどね…。早く病院に行って用事を済ませちまおうよ。
巨石遺構(きょせきいこう)
- 南条
- 全く貴様らはのろいな。俺のように動作はてきぱきと!少年老いやすくと言うだろうが。
- マーク
- 南条のヤロウはよぉ、腹立つよなー。いつか弱みを握ってやるぜ。
- ゆきの
- 稲葉も南条もどっちも子供なんだよ。
- 山岡
- ぼっちゃま!
- 南条(!)
- 南条
- や、山岡…。
- 山岡
- おお、なんと!圭ぼっちゃまがお友達とご一緒に下校されてくるとは!う、嬉しゅうございます~!
- 山岡 (やまおか) 南条家の執事 南条の幼い頃からずっと 面倒をみてきている
- マーク(!)
- マーク
- 圭ぼっちゃまぁ~?
- 南条(;)
- 南条
- や、山岡!その呼び方はやめろと何度も言ってるだろう!?ボクは…。
- マーク
- なにィ、ボクうぅ~?
- 南条
- あ、いや…うるさいぞ稲葉!
- 南条
- 山岡、とにかく今日はいい!先に帰れ!
- 山岡
- おお、なんと!皆様とお出かけでございますか、ぼっちゃま!
- 南条
- 病院に行くだけだってば!ぼっちゃまはやめろって!
- 山岡
- なんと!病院とは!お怪我でもされたのですか、ぼっちゃまっ!
- ゆきの
- ぷっ…アハハハハハ!
- 南条
- もう知らん!行くぞ天舞!山岡、絶対について来るなよ!
- 生徒
- ねぇねぇ、南条くんてなんか怖くない?クールっていうか冷静だし。
- 生徒
- よっ、天舞!オマエぶっ倒れたんだって?もしかして勉強のしすぎ?…んな訳ねぇか!
- 生徒
- さっき校門のとこに変なじいさんが立ってたぜ。気味悪りィよな。
- マーク
- ぼっちゃまぁ~!分かるか、ぼっちゃまだぞ~?ふふふふ、これはイケるぜぇー!
- 南条
- なんだ天舞!何か用か!!用がないならあっち行け!!
- ゆきの
- 山岡っておじいさん、南条をよっぽど可愛がってるんだね。