御影総合病院へ入るまでの間です。全て任意ルートです。
- 金田
- アンタらうちに何の用?まさかうちのお宝を盗みに来たんじゃないだろうねぇ!
- 紹介 金田カツエ (かねだ かつえ) 御影町の住民 最近 急に羽振りが良くなったらしい
- 南条
- 冗談じゃない!あのバアさんの言う「お宝」など俺から見ればガラクタにすぎん。 古物収集などと気取っても、金にものを言わせて買いあさっているだけで片腹痛いわ!
- ゆきの
- あのバアさんときたら、誰でも構わずドロボウ扱いだ。相手にすることないよ。
- マーク
- もう行こうぜ天舞!気分悪りぃよ!
- 金田
- ふん、アンタらみたいな子供に、うちのお宝の価値が分かってたまるもんかい!さあ帰っとくれ!
- マーク
- オイオイ街出ちまうぞ。病院行くんじゃねーのかよ。
- 南条
- 街を出てどうする気だ?病院に行くのだろうが。
- ゆきの
- ちょっと天舞!アンタ逃げるつもり?バレたらまた冴子先生に怒られるよ!
- 受付嬢
- 御影郷土資料館へようこそ!ここには郷土史を知る上で大切な資料が収められています。
- マーク
- うーん、受付嬢か。うーん…響きはいいんだけどなぁ。
- 南条
- 資料室はこの奥だな。行ってみるのか?
- ゆきの
- 病院に検査に行く前に社会科見学かい?…変なヤツ!
- 男
- 私はこの資料館の目玉「破魔の鏡」を見に来たんだよ。いや全く何とも神々しいね。
- 女の子
- 「破魔の鏡」は半年前発見された遺跡から、ただ1つ見つかったんだって。 他にはなーんにもないから、入ったってつまんないよって先生が言ってたわ。
- マーク
- オマエ、急に勉強家になったな。雪でも降るんじゃねぇのか。
- 南条
- 昔から鏡には霊的な力があると言われているが、あれにもそんな力があると?
- ゆきの
- カビくさい場所だけど雰囲気は悪くない。この鏡が守っているのかもね。
- マーク
- この遺跡、一般公開されてねぇんだ。公開しようにも何も見るモンがねぇって話だぜ。
- 警部
- おっ、稲葉じゃないか。高校へは真面目に通ってるんだろうな。先生方に迷惑をかけたりしていないか?
- 婦警
- 警部、それはヒドイですよ。稲葉くんは大丈夫だもんね?
- マーク
- ええまあ…ぼちぼち…。
- 医師
- 君ら、聖エルミンの生徒か。体育館の工事は終わったらしいね。新しくなって使いやすいだろう。
- 看護婦
- うちの病院だって建て直したばっかりなのよ!キレイでしょ?
- マーク
- なんか面倒だよなぁ。
- 南条
- 確かにここでも検査はできると思うが…。俺達は御影総合病院に行くのだろう?
- ゆきの
- アタシ、医者にお世話になったことないんだ…。相手を病院送りにしたことはあるけど。
- 医師
- おや、こんにちは。相変らず君の友人は個性的だね。
- 看護婦
- あらーその制服!懐かしいわぁ。私、OBなのよ。同級生は先生やってるしね。 高見冴子っていうの、知ってる?それにしても冴子が教師なんて信じられないわ!うふふ…。
- マーク
- オマエ、なんかもう面倒くさくなってねーか?やめんのか?病院行くの。
- 南条
- 街の人たちがこんなに聖エルミンのことを知っているとは意外だな。
- ゆきの
- 冴子先生、アタシたちの先輩にあたるんだよね。アタシ聞いたことあるよ。
- ゆきの
- 「アラヤ神社の由来」…。「当神社は人の心の中に住む神をまつったものです」だってさ。
- 南条
- 誰もいないのか?…これはまた、ずいぶん小じんまりした家だな。
- マーク
- そりゃ、てめぇの家と比べたらどこだって小じんまりしてるだろーよ!ったくよー、これだからお坊ちゃまは…。
- ゆきの
- ここ姫野由子の家だね。園村の友達の…。アタシは将来のためにバイトしてるけど、彼女は家族のためにしてるからな…。
- マーク
- くぅー…泣かせるじゃねーか!南条、てめぇもバイトして山岡の給料ぐれぇ自分で出せ!
- ゆきの
- 姫野はまだ帰ってないみたいだね。
- 店員
- あら薫さん、早いのね。バイトの時間はまだでしょ?何か用?
- ゆきの
- 急に用事ができて…バイト少し遅れちゃうんです。その分長くやりますから。
- 店員
- あぁ、いいわよ。でもあなた熱心ねぇ。目的があるとやっぱり違うのね。
- 店員
- いらっしゃいませ!何をお求めですか?
- マーク
- ゆきのがまじめにバイトしてんのかよ…。で、目的って何だ?
- 南条
- 黛があの制服を着てニコニコしている所なんぞ想像もつかんな。
- ゆきの
- アタシ、留学して向こうで写真の勉強したくてさ。だからお金貯めてんだ。
- 武多(!)
- 武多
- オマエら何の用だ?ここはガキの来る所じゃねぇぞ。おい、あのガキどもを外に出せ!
- 武多 (たけだ) 神取の腹心 セベクの非合法活動を担う男
- 男
- 武多、何を騒いでいる?
- 南条(!)
- 南条
- 神取…!
- 神取
- おやこれは珍しい。南条家のご令息が小社に何の御用かな?
- 紹介 神取 鷹久 (かんどりたかひさ) セベクの支社長を務める野心家
- 周辺には黒い噂が絶えない
- 南条
- 貴方に用があって来たわけではない。つきあいで来ただけだ。
- 神取
- ほう…ではそちらに見えるのがお坊ちゃまのご学友というわけですか。 ご学友の付き合いでわざわざこのようなむさ苦しい所まで…いや美しい友情だ。
- 南条
- 「お坊ちゃま」と呼ぶのはやめてもらおう。貴方にそう呼ぶのを許可したつもりはない。
- 武多(!)
- 武多
- このガキ…!
- 神取
- 下がっていろ武多!…どうやら南条家のしつけはなっていないようだな。 まあいい南条君、君にはおいおい目上の人間に対する口のきき方を教えてやろう。
- マーク
- 南条も嫌な奴だけど、てめえの方がずっとずっと嫌な奴だな…!
- 武多
- チッ…神取様そろそろお時間が…。
- 神取
- 分かったすぐ行く。ではそろそろお引き取り願おうか。
- マーク
- ケッ!行こうぜ天舞!
- 男
- お客様、面会のお約束はおありですか?失礼ですが、お約束のない方はお引き取り願っております。
- マーク
- オレらのスタジオに何か用か?今日は誰もいねぇはずだぞ。
- 南条
- 古色蒼然と言うより小汚いだけだな。
- 南条(?)
- 南条
- …ん?稲葉、奴もお前のチンピラ仲間か?
- マーク
- んだとぉ!?
- …んぁ?額に向こうキズってのはオマエのことかよ…。何してんだ?
- 玲司
- てめぇらここには近づくな…死ぬぜ?
- (玲司が立ち去ろうとする)
- マーク
- なんだぁ?オイ待ちやがれ!
- (玲司が立ち去る)
- ゆきの
- フラフラと何してんだか…アイツ。