1階部分です。
- (体育館)
- (パーティ5名が床に倒れている)
- (次元トンネルは消え去る)
- (以下、主人公を始め、順に意識が戻る)
- マーク
- …つぅ~。
- マーク(!)
- マーク
- そ、園村!大丈夫か!?
- 麻希
- …う、う~ん…。…稲葉、君?
- 南条
- く…。…ここは?ああ天舞、無事だったか。
- ブラウン
- あだだだ…こ…腰が…。や、やった!生きてるぜ、ヒーロー。さっすがおれ様、ついてるぜ!
- エリー
- …あ、…ここは?あ、環次…怪我などしてません?
- アヤセ
- …う~。…イッターイ!モウヤダ!アヤセ帰る!なんでこんなメに会うワケ!?
- 南条
- どうやら全員無事らしいな。つくづく悪運の強い奴らだ。
- ブラウン
- …おいおい、ここ、うちのガッコの体育館か!?しかも半年前のやつじゃんか…。
- エリー
- …ここ、私たちの学校の体育館ですわね。それも半年前の…。
- アヤセ
- …ねぇねぇ、ココ、アヤセのガッコの体育館じゃん?半年前だっけ?こわしたの…。
- 麻希
- そっか…。わたしたち帰ってきちゃったんだ…。
- マーク
- 帰ってきた?半年前にか!?しっかりしろよ園村。
- 南条
- …タイムスリップか?お前の母親の話とかなり違うな。
- 麻希
- …何度も言うけど本当にママなんていないの。まさか陽介君が言ってたこと…ほんとだったなんて…。
- (女生徒が入館してくる)
- 生徒
- あ!いたいた!大変よ麻希!内藤君が大怪我したの!またあの黒い女の子が来て…。
- 麻希
- うそ!そ、そんな!陽介君!
- (麻希が慌てて立ち去る)
- マーク
- オ、オイ園村!
- ブラウン
- 陽介って、あの内藤陽介のことかよ?確か2ヶ月前に彼女の香西と駆け落ちしたんだよな。
- エリー
- 陽介君って、あの内藤陽介君のことかしら?たしか2ヶ月くらい前から香西千里さんと行方不明になってましたわね。
- アヤセ
- 陽介ってぇ、あの内藤陽介のことぉ?確か2ヶ月前に彼女の香西と駆け落ちしてんだよね?
- 南条
- …あのバカが。こんな状況で独断専行するとはな。天舞、園村を追いかけよう。
- 生徒
- 麻希って内藤君のこと好きだと思うの。いいなー、似合いのカップルで。
- 南条
- おい、そこの女。体育祭まであと何日だ?
- 生徒
- 相変らず失礼ねー。体育祭まであと一月じゃない。南条君、健忘症?
- 南条
- …日付は同じか。おい俺は何年だ?
- 生徒
- …ほんとに健忘症?みんな2年生じゃない。これはみんなに報告しなくちゃ!
- 南条
- …年度も同じ、ますます解せんな。
- 生徒
- アハ、アハハハ…。なんかキミら突然現れたように見えたけど、気のせいだよねぇ、アハハハハ!
- マーク
- …内藤、か…。…そっか…オ、オウ、なんだよ天舞。
- 南条
- …天舞、園村の言動、記憶喪失にしてはおかしいと思わんか? ここは本当に半年前なのか…?あの女、確かに園村を呼びに来た。しかし…半年前も園村は入院していたぞ。
- ブラウン
- しっかし、ここほんとにガッコかなー?どっか違うとこじゃねぇかなー。そうだ!夢だ夢!わはは。
- エリー
- Timeslip…環次、本当だと思います?私、何か違うような気がしますわ。
- アヤセ
- タイムストリップってぇ、新しいフーゾクかなんか~? それハヤってるワケ?だったら超ヤバじゃん!アヤセ、ノリ遅れなワケ?
- 女生徒達(!)
- 生徒
- あっ!あなたまさか、のぞきに来たんじゃないでしょうね!
- マーク(!)
- マーク
- ばっ、ばか言えっ!誰がてめえらなんか…。
- 生徒
- 部長~!バレエ部の部室がほしいですぅー!部室があれば着替えだってのぞかれなくて済むのにぃ!
- マーク(;)
- マーク
- だーかーらー、のぞきじゃねぇって言ってんだろ!!
- ブラウン
- マーク、オマエが言ったってムダなんだよ。さぁ行くぜ!
- エリー
- …ムダですわMark。さあ行きましょ。
- アヤセ
- 稲葉ぁー、普段の行い悪すぎんじゃないのぉ?ほらっ、もう行くよ!
- 生徒
- 黒い女の子ってさぁ、誰かに似てねぇか?
- 生徒
- 黒い女の子はどうしてこの学園を狙うんだろうか。何か恨みでもあるとか?
- マーク
- やっぱ穴も開いてねーな。
- 南条
- 神取がこのまま黙っているとは思えんな。次は何をやらかすのか…。
- ブラウン
- どこ行っても悪魔悪魔ってよぉー、もっと楽しい話はないのかねぇ?
- エリー
- どんなDemonが出たって大丈夫!私たちで解決すればいいんですもの。
- アヤセ
- この学校なんかヘン。なんかみょーにニセモノっぽいニオイがするみたい。
- マーク
- よぅ、ゆきの、久しぶりだな!
- ゆきの
- …別に久しぶりじゃないと思うけどね。
- 南条
- そうだな、その通りだ。ペルソナ様遊びをして、見舞いに行って、例の事件が起きて…。
- ゆきの(?)
- ゆきの
- ……?
- 南条
- 確か貴様も一緒に見ていただろう?
- ゆきの
- ペルソナ様遊び?…見舞い?誰の?何言ってんの?
- 南条
- …覚えていないのか?それとも俺達の知ってる黛ではないのか?…何にしても、とりあえず退散した方がよさそうだ。
- 中庭、1-1、1-3、1-5、1-6、1階空き部屋、職員室、 2-1、2-2、2-3、2-5、2-6、2階空き教室、 3-1、3-2、3-3、3-4、3-5、3-6、3-7、図書室
- 誰もいないようだ…。
- 3階空き部屋
- 人の気配はない…。
1-2を要調査
- 生徒
- あっ、先輩。あの…さっきすごくかっこいい人を見かけたの。 初めて見る顔だから転校生なのかな…。あぁ、あの人誰なんだろう…。
- マーク
- きっとオレにもよぉ、物陰からそっと見つめている女の子が、きっとさ…。
- 南条
- くだらんな!
- ブラウン
- おいおいおいおいなーんだよ、おれ様のファンなんじゃないのぉー?
- エリー
- …一目見ただけで好きになんてなるものかしら。
- アヤセ
- この学校の男の子って、みんな子供っぽいんだもーん。アヤセは興味ないなぁ。
- 夏美先生
- あら天舞君、どこかケガでもした?
- マーク
- おっ、夏美先生!
- 冴子先生
- ……………。
- ブラウン
- あっ、冴子先生!どーもぉ、お久しぶりっスねぇ!いや相変らずおキレイで…。
- エリー
- まあ、冴子先生。先ほどはご迷惑を…。
- アヤセ
- あー、冴子先生だぁ。せんせーアヤセだよ、分かるぅ?
- 冴子先生
- ……………。
- マーク(;)
- マーク
- くっ、暗いぞ…!!
- 夏美先生
- 具合の悪い時は保健室へいらっしゃい★
- さぁ、先生が見てあげるわ。
- (回復)
- 夏美先生
- よし、これでいいわ。悪魔なんかに負けちゃダメよ。
- 冴子先生
- ……………。
- マーク
- あっ、ありっ?おーい、何だよ冴子先生よぉ。また食い過ぎで気持ち悪いだけとか言ったら怒んぞぉ!
- 南条
- 冴子先生までおかしいとは…。
- ブラウン
- あっれー。どーしちまったんだよ、冴子先生ってばよぉ。
- エリー
- あの冴子先生が黙ってるなんて…。何かよほど怒っているのかしら。
- アヤセ
- やだぁー、なんかじめじめしてるぅ。
- 大石校長
- あら天舞君。…何かあったの?まさか、また黒い女の子が現れたんじゃないでしょうね!?
- 南条
- いえ違います、校長先生。しかし黒い女の子とは…?
- 反谷教頭
- 南条君は初耳かね?実は最近、この学園に黒い服の少女が現れるのだが…。それが悪魔を操るというのだ。
- 反谷教頭 (はんやきょうとう) 通称ハンニャ教頭 指導が厳しく生徒から嫌われているはずだが…
- ブラウン
- ここにも悪魔が…?
- エリー
- ここにもDemonが…?
- アヤセ
- ここにも悪魔が…?
- 反谷教頭
- しかし心配する必要はないんだよ。君ら生徒は大石校長と私とで守ってみせる!
- マーク(;)
- マーク
- なっ、何だよ気持ち悪りィな!ハンニャ教頭が何でこんなに優しいんだよ!とっ、とにかくもう行くぞ!