カーマ宮殿再突入~解決までです。
- マーク
- 香西、どうしててめぇがあきの片棒かついでんだ?内藤もほっぽってよ…。
- 南条
- 香西だったのか…。しかしなぜ、このマーケットの支配者になどなれたのだ?
- 麻希
- …千里が…。
- ブラウン
- 香西、あんなにほくろ多かったっけ?
- エリー
- ハーレムというと、素敵な男性を集めた場所ということかしら?でも香西さんには彼がいるはずでしたわよね。
- アヤセ
- 香西もさぁ、苦しかったと思うんだぁ。その辺、分かってあげてよ。
- 玲司
- 友情なんてものを信じる方がおかしいんじゃねえか?そんなもの見せかけなんだよ。
- マーク
- こんな所で支配者づらしてたなんてよ。内藤に何て言やいいんだ?
- 南条
- 俺達の街から消え、この街でもあきにさらわれ…。しかもハーレムクイーンとはな。
- 麻希
- …千里、どうしちゃったんだろう。
- ブラウン
- うーむ、すごいほくろだったな…。
- エリー
- 人間を置物にするなんて、昔読んだ探偵小説のようですわ。…うっとり…。あら、失礼いたしました。
- アヤセ
- あのほくろさぁ、どうしたんだろーね…?紫外線を甘く見ちゃいけないってことだよね!
- 玲司
- 何も気づかずに友達だと思って過ごすより、早いうちに分かった方がマシだろう。
- マーク
- ちくしょう、何が宮殿だ、笑わせるな!
- 南条
- 今度こそちゃんと話し合いをしてもらえるんだろうな。
- 麻希
- なんだか悪い夢を見てるみたい。
- ブラウン
- 香西もスゲェ部屋作ったよな…。自分があの中の1つにされるとこを想像すると…。うーん、きっついぜ!
- エリー
- 前にも通った道だと思うと短く感じません?そんなことないですわよね…。
- アヤセ
- もーっ、足首いったーい!!
- 玲司
- この程度でいちいち傷ついてるようじゃ、世の中渡っていけねぇだろうが。もっと辛い目に会ってる奴だってたくさんいるんだよ。
- クイーン
- あーっもうっ、またほくろが増えちゃったー!この鏡便利だけど、1回のお願いで、ほくろがこんなに増えちゃうなんてサギよねー!
- マーク
- 香西!
- クイーン(!)
- クイーン
- …来たわね!どう、あたしの絵の方がうまかったでしょ?!
- 麻希
- 千里…もうやめなよ…。千里の方が絵が上手いって分かったし、それにそのほくろ…。
- クイーン
- うるっさいわね!思ってもいないこと言うんじゃないわよ!どうせいい気味だと思ってるんでしょ!
- そんなことより天舞君、あなたに見せたいものがあるの。
- (奥のカーテンが開く)
- 全員(!)
- 麻希
- あれはわたしの絵…!
- クイーン
- ねえ、天舞君。展覧室にかざってあった絵、見てくれたでしょ?あのあたしの絵と、このくそいまいましい麻希の絵、どっちが上手いと思う?
- マーク
- 園村の絵の方がいいに決まってんだろうっっ!
- クイーン
- アンタみたいなサルに聞いてないっつってんのっ!鏡さん鏡さん、千里のお願い聞いてちょうだい。あのサルたちを石にしちゃってっ!ノモラカ・タノママー!
- マーク
- うわっ!
- マーク以外(!)
- 南条
- くっ!
- マーク、南条以外(!)
- ブラウン
- あーっ!
- エリー
- キャッ!
- アヤセ
- やーっ!
- 玲司
- ……っ!
- 主人公、麻希(!)
- 麻希
- 千里、やめて!
- クイーン
- あーっはっはっは!!そのまま石になっちゃいな!…あっ!
- クイーン(!)
- クイーン
- ちっくしょおー!またほくろが増えちゃったじゃないのー!石なんかじゃ生ぬるかったわ!もっとひどい目に会わせてやりゃよかった!
- 天舞君、あなたにだけチャンスをあげる。あたしの描いた美しい絵と、麻希の描いた絵とどっちが上手いと思う?さあ正直に答えるのよ!
- -
- どう答えますか?
- ・クイーンの絵の方が上手い
- マーク
- バカヤロー!お前ホントにそう思ってんのかよー!
- (全員の石化が解除される)
- クイーン
- ふふふ、あっははは!どう?麻希!天舞君はあたしの方を選んだのよ。
- 麻希
- ……………。
- 南条
- なんとか石にならずに済んだな。
- (あき出現)
- クイーン(!)
- あき
- もう、なにしてるのよクイーンってば!こいつらたおしてって言ったのに!
- 全員(!)
- クイーン
- すみません天使様、でもあたし、これ以上ほくろが増えるのは…。
- あき
- じゃあこいつらたおしたら、そのかお元にもどしてあげる!
- クイーン
- 本当ですね?!…分かりました、あたしやります!
- ごめんなさいね天舞君。あなた結構、好みのタイプなんだけど。鏡さん鏡さん、千里のお願い聞いてほしいの。あたしに力をちょうだい!ノモラカ・タノママー!
- バトル:超人ハーレムクイーン(Lv.50)
- クイーン
- ウケケケケケケケケ!
- アタシの絵画は世界一ィィィ!
- アタシの美貌は宇宙一ィィィ!
- さぁ さっさと死んじゃいなぁ!
- 麻希
- 千里!やめてぇー!これ以上みんなを苦しめるならわたし………戦わなくちゃなんないよ!
- クイーン
- ウキョキョキョキョ!
- アンタの困った顔!顔!顔!
- ィィィィ気・ブ・ンンンンンー!
- (敵に充分なダメージを与えた)
- クイーン
- う・うぞぉぉぉぉ!?
- (敵殲滅)
- あき
- ちょっとぉ~!こんなやつらにかてないなんて、よわすぎるよ! かてなかったんだから、カオもなおしてあーげない!って言ってもぉ、はじめからなおしてあげる気なんてなかったけどー!
- 香西
- えっ、ちょっと待って…どういうことなの!?
- あき
- あんたなんか、ただの「じっけんだい」で「すてごま」だって、パパが言ってたもん! かとうが、まけようが、ほうっておけばいいって!だからずーっとそのままでいればぁ?じゃあね、バイバイ!ノモラカ・タノママ~!
- (あきが姿を消す)
- 香西
- まっ、待って…!あたしずっとこのままなの!?…そんなぁ…!!
- 麻希
- 千里…!待っててね、わたしたち、すぐあの子を捕まえるから。そしたら千里の顔を元に戻させるから!
- 香西
- 麻希…。ウソよ!でたらめ言わないで!いい気味だと思ってるんでしょ?
- 麻希
- 嘘なんかじゃないよ。わたし千里が好きだもの。
- 香西
- あたしが 好きですって?
- 麻希
- うん!元気で綺麗でおしゃれで自分をしっかり持ってて。内藤君が好きになるのも分かるよ。
- 香西
- ウソよ!陽介はきっと今でも、麻希が好きなんだわ。…麻希、ごめんね。 あたし麻希がうらやましかった。自分をしっかり持ってるなんて、そう見えるようにしてただけよ。 本当のあたしは何もできないの。いつも綺麗にして格好つけてなきゃ誰も振り向いてくれない。 だから、そのままでいてもみんなに愛される麻希がとってもうらやましかったんだ。
- 麻希
- 千里…。
- 香西
- あたし、これできっと陽介に愛想尽かされちゃうね。そしたら麻希、今度こそ陽介と…陽介…。
- 麻希
- 千里の意地っ張り!本当は陽介のこと好きなくせに。でもわたしのことなら気を使わなくていいんだよ。だって…。
- (鏡が光る)
- 香西
- きゃ、なに…?
- (辺りが光り、内藤が現れる)
- 内藤
- 千里…!!やっと見つけた!探してたんだぞ、ずっと!…どうしたその顔!ケガでもしたのか?!
- 香西
- 違うの!見ないで陽介!
- 麻希
- えーと、実はあきに呪いをかけられて…。
- 香西(!)
- 香西
- 麻希!あたしをかばってくれるの?ううん、もういい!陽介これを見て! これが今のあたしの顔よ!あたし、さんざん悪いことをして、麻希にもひどいこと言ったわ。その報いなの!
- 内藤(!)
- 内藤
- 千里…!
- 香西
- あたし、陽介に好かれる資格なんかないの!性格も悪いし、自慢にしてた顔だって変わっちゃったし。 こんなあたしと一緒にいるの見られたら陽介だって笑われちゃうよ?だからもういいの、麻希の所に行ってあげて!ずっと好きだったんでしょ?
- 内藤(!)
- 内藤
- おい勘違いするなよ!確かに園村を好きだったこともあるけれど、それは昔の話で、今は千里だけが好きなんだ! …って何言わせるんだよ、恥ずかしいだろ!さあ一緒に帰ろう!
- 香西
- でも…あたしのこのほくろ、もう絶対に取れないんだよ…?いいの?友達に笑われても…
- 内藤
- そんなのいいんだ!笑う奴がいたって構わない!性格が悪いって言ったけど、俺にだって汚い所はあるし、 いつでも澄ましてる必要はないよ。今みたいに、思ってること素直に言ってくれればいいんだ。俺は千里の恋人なんだから。 どんな姿になっても構わない、ありのままでいてくれればいい。俺は千里が好きなんだ!!
- (鏡が光る)
- 麻希(!)
- 麻希
- あ、鏡が…!
- (鏡が砕け散る)
- 内藤(!)
- 内藤
- 千里!顔が元に戻ったぞ!
- 香西
- ほんとだわ!あたし嬉しい…ううん顔のことじゃないのよ。ずっと、陽介は本当は麻希が好きなんだって思ってたから。…ありがとう…。
- (画面暗転)
- (選択肢エンド)
- ・麻希の絵の方が上手い
- マーク
- ざまぁ見ろ!こいつはな、脅しに屈するような弱虫じゃねーんだ!…ぐっ!
- (マーク、南条、ブラウン、アヤセ、エリー、レイジが完全に石化する)
- クイーン
- 天舞君
- あなたなら分かってくれると思ってたけど、あたしの見込み違いだったのね。この屈辱は10倍にして返すわ。みんなと仲良く石になりなっ!
- (あき出現)
- クイーン(!)
- あき
- やだぁ、まだやってるの?ねえ、クイーン、こいつらたおしたら元のかおにもどしたげるよ!
- 主人公、麻希(!)
- クイーン
- 本当ですね?!…分かりました、あたしやります!
- 天使様がこうおっしゃってるから予定変更よ。この手であんたたちを倒してやる!鏡さん鏡さん、千里のお願い聞いてほしいの。あたしに力をちょうだい!ノモラカ・タノママー!
- バトル:超人ハーレムクイーン(Lv.40)
- (以下、香西の下記会話まで別選択肢と同会話が展開する)
- 香西
- ほんとだわ!あたし嬉しい…ううん顔のことじゃないのよ。 ずっと陽介は本当は麻希が好きなんだって思ってたから。…ありがとう…。
- (間)
- (仲間の石化が解除される)
- マーク
- あ~っ、窮屈だったぁ。ゲッ内藤!…香西、ほくろが取れたのか?
- 南条
- むぅ…俺の見ていない間に話が急展開したようだな。
- ブラウン
- ありっ、内藤!なんでオマエここにいんの?あっ、香西のほくろも取れてる!
- エリー
- Waht’s happen?なぜ内藤君がここに?
- アヤセ
- 何で内藤がいるのぉ?あっ、香西も元に戻ってる!もーっ、ワケ分かんないー!
- 玲司
- 内藤…?香西も元に戻ったか。
- (選択肢エンド)
選択肢によってクイーンの強さ、及び最後の石化解除部分の会話が異なります。
以下、バトル後の共通会話です。
- 香西
- ごめんね麻希、あたし嘘をついてた。麻希の言った通り、本当は陽介が好きなの。 麻希に許してもらいたかったけど…もう許してもらえないよね。もう一度親友になってほしかったんだけど…。
- 麻希
- バカ!許すも許さないもないってば!千里は今でもわたしの親友だよ。良かったね千里…!
- 南条
- あきは逃げたのか。香西、神取という男のことを何か知らないか?あきと行動を共にしているはずなんだが。
- 香西
- カンドリって人のことは知らないけど。…そう言えばあの女の子、お城に住んでるって言ってた。
- マーク
- 城だぁ?んだよ、それ!
- 南条
- 驚くことはあるまい。子供とは言えあきの力は強大だ。城ぐらい造るのは簡単だろう。
- 麻希
- よしっ、じゃあ行こうよ。お城を探そう!
- 内藤
- 千里、言い忘れてたけど、あの園村は俺達の知ってる園村じゃないんだ。
- 香西(?)
- 香西
- えっ?
- (説明)
- 香西
- 麻希、本当は病院に閉じ込められてるんだ…。麻希が苦しんでるのに、あたしだけ幸せになっていいのかな。
- 内藤
- みんなには迷惑かけたな。俺がしっかりしてなかったからこんなことになったんだ。ごめんよ。
- 青年
- こんな下らない絵、よく人に見せるよなぁ!なーにがクイーンだよ!
- マーク
- オレらが心配するほど園村、落ち込んでないのかもな。そうだといいんだけどな。
- 南条
- 香西にこびへつらっていながら、一度いなくなれば悪口の言い放題…。変わり身の早いことだ。
- 麻希
- これでよかったのかなぁ。ね、どう思う環次君…?
- ブラウン
- さっきの香西ちょっと可愛かったかな…。なんてな!ウソウソ!内藤もよりによってなぁ!
- エリー
- 人って、陰では何を言ってるか分かったものではないと思いませんこと?
- アヤセ
- アヤセもあの鏡欲しいけどこれ以上そばかす増えたら嫌だしなぁ。
- 玲司
- 何はともあれ解決したんだろ?長居は無用だ…。
- 青年
- こんな絵ダメダメ!まったく才能なし!クイーンとか言っちゃってさぁ、恥を知れ!って感じだよね!
- マーク
- 園村、内藤のことあきらめたのかな。別に好きな奴ができちまったとか…。へへ、そんな訳ねぇか。
- 南条
- 女心というものは難しいな、天舞?
- 麻希
- みんな、わたしに気を使ってくれてるみたい。わたし、全然平気なのにな。
- ブラウン
- あの香西でもコンプレックスなんかあったんだなぁ。おれ様?おれ様は完璧だからそんなもんある訳ないぜー!
- エリー
- 難しいのは人間の心ですわね。
- アヤセ
- あんないい思いしといて、最後はちゃっかり内藤と仲直りだもんなぁ。
- 玲司
- 下らん。子供のお遊びには付き合ってられんな。
- 青年
- 俺、思うんだけど、こんな絵どこがいいわけ?クイーンとか言って気取ってたけど、俺の方がずっと魅力的だしね!
- マーク
- あきのヤツ、香西まで使って何を企んでるんだ?
- 南条
- 感情を押え込もうとする人間ほど、いつか大きな爆発を起こすものだ。貴様ならそんな心配もないだろうがな!
- 麻希
- 千里、内藤君とうまくやってくといいな。負け惜しみなんかじゃないよ。だってわたし…。
- ブラウン
- ま、つまんないことで悩むなってことだよなー!え?おれ様はもっと悩めって?オッケーオッケー!任してよー!
- エリー
- 良かったわですわ、外に出られるようになって!
- アヤセ
- アヤセ、ちょっとだけうらやましいかもー。
- 玲司
- どうした?俺が「感動した」とでも言うと思ってるのか?
- 内藤
- …バカだなぁ千里(はぁと)
- 俺のこともっと信用してくれよ。
- 香西
- だって陽介、あたし不安だったんだもん。陽介に嫌われちゃったらどうしようと思ってたの。
- 内藤
- ハハッ、こいつぅ!俺が千里のことを嫌いになるわけないだろう?そんな悲しそうな顔しないで笑ってくれよ。な、ちいちゃん(はぁと)
- 全員(;)
- マーク
- ちいちゃん(はぁと)ってよ…。オレら邪魔みてぇだぞ。帰ろうぜ天舞…。