マナの城~迷いの森前までです。
- 麻希
- ここがあなたの隠れ家ね!もう逃がさないんだから!
- あき
- べ~だ!ここから先は入れないよーだ!森にいるアイツなら別だけどぉ。 アイツにそんなゆうきないもん。だから誰もあきとパパのジャマはできないよ!
- (あきが扉を開けて奥へ、扉は閉まってしまう)
- 麻希
- あ!!あーもう!!また逃げられちゃった。
- 南条
- ………。
- マーク
- ナロォ、ビクともしねぇな。オイ南条!ボサっとしてねぇでよぉ、なんか手はねぇのか。
- 南条
- あの子供、その台に何かをはめていたな。この半月型のくぼみに合う鍵がなければ入れんだろうな。
- ブラウン
- げ~、まだなんか探すのか~?
- エリー
- あの口ぶりからすると、それを持っている人が別にいるということですわね。
- アヤセ
- ちょっとぉ、開けなさいよぉ!
- 麻希
- 森っていうと…。きっと西側にある森のことだよ。前はきれいな花園だったけど…。今は迷いの森って言われてるの。
- ブラウン
- うげ~、戻るのかぁ。リーダーはここで監視ってのはどうよ?だめ?あっそう。
- エリー
- では戻りましょう。鍵を持っている人を探さないと。
- アヤセ
- ふにゃぁ~、ここまで来たのに戻るワケ?サイテー!!
- 玲司
- …どけてめぇら、俺がぶっ壊す。
- マーク
- 待てやレイジ、ブッ壊せるしろもんじゃねーって。 オマエよぉ、神取がらみになるとマジ目の色違うよな。まぁ深くは聞かねぇけどよ、あんま一人で背負い込むなや。
- 玲司
- …。
- 麻希
- …城戸君、稲葉君の言う通りだよ。わたしたち仲間じゃない。
- 玲司
- てめぇらと馴れ合う気はねぇ。仲間だと?ヘドが出るぜ。特に稲葉…てめぇを見てるとムシズが走るぜ。
- 麻希(!)
- 麻希
- 城戸君!あんまりじゃない!?
- マーク
- いいって園村。ムシズが走ろうがなんだろうが、今はいっしょに引き返すしかねぇ。 目的はおんなじなんだからよ。ほいじゃ行くか、天舞。
- マーク
- やっぱあのガキ、マジに神取のガキに違いねぇな。ムカツクとこなんかそっくりだぜ。
- マーク (レイジルート)
- ナニ?「熱でもあんのか」だと?そりゃどーいう意味だ?
- 南条
- …天舞、あの子供の行動…何かひっかからんか?どうも踊らされてる気がするな。
- 南条 (レイジルート)
- 稲葉がああまで言われて黙ってるとはな。フフ…。同じ匂いでも感じてるんだろう。獣みたいな奴だからな。
- 麻希
- 迷いの森が花園だったころ、よくまいちゃんって女の子が遊んでたんだけど…。ひょっとしてあの子のことかな。
- 麻希 (レイジルート)
- わかんないな男の子って。稲葉君、城戸君のこと気に入ってるみたいだね。
- ブラウン
- わかったって。ちゃんと戻るからさぁ。リーダーがいないと困るもんな。
- エリー
- しかしあの子…よっぽど神取が大事ですのね…少しうらやましい…。あ、ごめんなさい。変な事言ってしまって…。
- アヤセ
- ねぇ天舞ー、おぶってってぇー。いーじゃん、アヤセのぬくもり感じられるんだからぁ、ね?
- 玲司
- …野郎はこの上か…。絶対逃がしゃしねぇ。首を洗って待っていやがれ…。
- (扉を調べた)
- 扉はビクともしない。
- (台を調べた)
- 半月型のくぼみがある。
- -
- 扉は開かない…。
- 麻希
- 森へ行くんでしょ?鍵って一体何なんだろうね?
- 女子高生
- 地下鉄の向こう側に遊びに行ってきたの。 そしたら「クイーンがいなくなった」って話ばかりでさ。何があったのかな?