レイジルートでの最上階部分です。
- 玲司
- …神取鷹久ぁ!もう…逃がしゃしねぇ!
- 神取
- 気安く兄の名を呼ぶな。薄汚い妾の子供とはいえ、同じ神取の血が流れているのだ。口のきき方に気をつけろ…と言っても無駄か。所詮野良犬の子は野良犬だ。
- レイジ以外(!)
- マーク
- レイジ、オマエ…ヤロウの弟なのか!?
- 玲司
- うるせぇ!!俺は城戸!城戸玲司だ!!てめぇの親父にもてあそばれ、ボロ雑巾のように捨てられたおふくろの恨み!!この傷が忘れちゃいねぇんだよ!
- 神取
- フン…下らんな。死んだ親父の墓にでもあたればよかろう。
- 玲司
- 神取ぃぃぃぃぃぃぃ!!
- 神取
- うるさい野良犬だ…。あき、黙らせろ。
- あき
- うん、パパ!ノモラカ・タノママー!
- (レイジに雷が落ちる)
- レイジ以外(!)
- 玲司
- …ぐっ。ち、ちくしょう…。
- マーク
- レイジ!!
- てんめぇ~!ナメたマネしてくれるじゃねーか。
- 麻希
- さっきの!まいちゃんのコンパクト!?
- 神取
- フッ、若さは時として身を滅ぼす…。力を過信する若者が犯しやすい過ちだな。
- 麻希
- あき!そいつはパパじゃないんだよ?知ってるんでしょ!?コンパクトを返して!!
- あき
- イ~ダッ!パパはパパだもん!
- 神取
- ようやく2つのコンパクトが我が手元で1つとなった…。礼を言おう、少年。
- 南条
- 貴様、それで何をするつもりだ!?
- 神取
- お見せしろ、あき。
- あき
- うん、パパ!ノモラカ・タノママー!
- (画面が光り、鏡が出現)
- レイジ以外(!)
- 麻希
- なにこれ?鏡!?
- 神取
- これこそ我が野望の…形。見よ、その力を!
- (辺りが光る)
- (現実世界御影町の一角が一瞬にして異界状建造物へ変化する映像が映る)
- マーク
- な、なんだよありゃ…まさか…オレたちの街じゃあ…。
- 神取
- そう、お前達の街だ。あれは私の新たな居城…。「デヴァ・ユガ」とでも名付けるかな?輝ける新時代の到来を告げるに相応しい名だ…。
- 玲司
- ぐっ…てめぇは…。
- 南条
- 神取、貴様…。
- 麻希
- …ひどい。
- 神取
- フフ…ハーハッハ!この「混沌の鏡」こそ我が求めしもの!!
- 素晴らしい…。ちっぽけなコンパクトと違い、効果の絶大さはご覧の通りだ!デヴァ・システムの力など借りず、次元を超え望みを実現する力を私は手に入れた!
- 南条
- そうか…読めてきたぞ。コンパクトもデヴァ・システムも布石に過ぎなかったわけか。そして…。
- 神取
- 私は現世の神となる。神の仕業はただ一つ。愚かな人類に…裁きの杖を振るうことだ!
- 麻希
- そうかあなた…人間を皆殺しにする気なのね…。
- マーク
- させるかよ!
- 南条
- やらせん!
- 神取
- 無駄なことを…。
- (マーク、南条へ雷が落ちる)
- 主人公、麻希(!)
- 麻希
- 稲葉君!南条君!
- 神取
- 私はこれから現世に戻る。私が憎いか?憎ければ追って来い…。こいつを倒してな!
- (辺りが光り、魔物出現)
- 主人公、麻希(!)
- 南条
- ぐっ…。
- マーク
- ヤ…ヤロウ…。
- 神取
- 望むものは簡単には手に入らん。しかし…障害を乗り越え、それを手にした喜びは至高のものだ…。神の啓示と受け取れ!
- (神取が姿を消す)
- 主人公、麻希(!)
- 麻希
- 待って!
- 悪魔
- さてショウタイムだ。オレが躍らせてやろう…死の舞いをなぁ!!
- バトル:魔王サルワ(Lv.55)
- 玲司
- どけ!雑魚が!!
- サルワ
- そのセリフ、そっくりそのまま返してくれる!
- (充分なダメージを与えた)
- サルワ
- き…貴様ら…本当に人の子か…?
- (敵殲滅)
- マーク
- クソ!つまんねー時間くっちまった。早くヤローをとっ捕まえねーと、とんでもねーことになんぞ!
- 玲司
- …何か方法があるに違いねぇ。…野郎はそういう奴だ。俺たちをおちょくって楽しんでやがるんだ…。俺は諦めねぇ!野郎をこの手でぶっ殺すまでな。
- 南条
- 城戸の言う通りだ。必ず道はある…。フッ、初めて意見があったな。
- 玲司
- …まぁな。
- 麻希
- …あそこかもしれない。昔から神隠しの噂があったとこ。
- マーク
- 幽霊屋敷か!ガキのころよく入り込んで、オフクロにケツ叩かれたぜ…。
- 南条
- 俺達の世界のセベクと重なる場所だな…可能性はあるぞ。
- マーク
- 園村…こっから先はオレたちの世界の問題だ。もういいぜ、帰んな。
- 麻希
- やだ!わたしだけ見てるなんてそんなの耐えられない!わたし、この街が好き!みんなのことが好き! 自分のことが好き!好きなものが壊されるの黙って見てるなんてイヤ!そんなのわたしじゃないもの!
- マーク
- 好きなものか…誰も文句はねーみてーだな。天舞、行くぜ幽霊屋敷に!
- マーク(レイジルート)
- だいじょうぶかよレイジ。
- 玲司
- …俺のことより、てめぇの心配しろ。
- マーク
- ケッ!あれくらい、へでもねぇ。オマエより先にくたばるかよ。
- 玲司
- フッ…言うじゃねぇか。その台詞忘れんじゃねぇぞ。
- マーク
- ったりめーだ。天舞よ、レイジのヤロー、やっとまともに口きくようになったな。
- 南条
- フッ…「青春の辞書に失敗の言葉無し」青臭い先人の言葉だが信じてみるか?
- 麻希
- まさかあのコンパクトであんなものができちゃうなんて…。
- 玲司
- ………畜生!俺は城戸玲司だ!