反夢界前までです。
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- 扉は固く閉ざされている。外には出られそうにない。
- ウフフフフフ…。残念だったわね、時間切れよ…。あなたたちの必死のあがきは、「永遠の夜」の到来をいっそう華やかにするには絶好の余興だったわ。
- でも前座はここで終わり。さあ、「永遠の夜」という名のクライマックスが幕をあげるわ。ウフフ…フフフ…。フフフファッハハハッアーッハハハハハハッハハ…。
- TIME UP
- GAME OVER
- LET’S TRY AGAIN!!
- ゆきの
- 時計の針が12時をさすまでが制限時間か…。結構シビアだね。
- アヤセ
- 何だかこの塔に来てから、アヤセ超眠い!
- 南条
- 雪の女王め、「鏡の破片」集めをしている俺たちをどこかで見ていて、あざ笑っているのだろうな。
- エリー
- このTowerのBossはどんな相手なのでしょうね?
- ブラウン
- なぁ?なァーんか眠くねェか?いやいやマジで。
1000円です。
- 店主
- イラシャ~イ。ワタシ悪魔ノ山カラ来タネ。トテモイイモノ、モテ来タネ。オニサン、コレ必要。ワタシベンキョースルヨ、買ウヨロシ!
- ???
- あ、どうもはじめまして。私、「私立山雲高校超常現象同好会」の矢部真理子です。よろしくね!
- といっても、私が会長兼会員の非合法同好会なんだけどねー! 担任の先生が、「ダサイ」っていう理由だけで、同好会の設立を認めてくれないのよ! で、今日は同志の黒瓜君に会いに来たんだけど…。まさか…まさか…、こんな…こんなスゴい超常現象に巻き込まれるなんて!私ッてば超ラッキー! さっきから写真とりまくりよ!んで、この悪魔の写真を雑誌に投稿してやるんだー! そうすれば!先生も同好会の設立認めてくれるかもね!よぉし!がんばるわよー!
- 真理子(二度目以降)
- あれ?フィルムが売ってないなぁ…。あー!もぉサイテー!
- 店主
- …WELCOME…。
- ブラウン
- オーオー、これなんかおれ様にぴったりって感じだな。いやー、おれ様って何着ても似合うからなぁ。んなははっはっは。
- ゆきの
- なんだ?誰か倒れてる。
- た、ただしにたまき!?それに夏美先生!どうしてここに…学校にいたんじゃ…?ま…まさか!
- ブラウン
- ただし…たまきちゃん…夏美先生…。ひでぇコトしやがる!くっそぉーッ!雪の女王めッ!三人とも…カタキは…カタキはおれ様がとってやるからな!
- 南条(ブラウン未加入時)
- ついに一般生徒達にも犠牲者がでたか…。かわいそうだが、かまっているヒマはないな。明日はわが身だしな。
- ただしくん
- ぐーぐーぐー……んがぁ…ご…すき……たまきちゅぁあんっ!…
- ゆきの
- 「た…たまきちゅあん」…ッて!?寝言ォ?寝てるだけなのかコイツら!?まったく…心配してソンしたよ。
- 南条
- 待て黛、寝ているだけとはいえ、学校にいたはずの彼らがここにいるのは異常だ。雪の女王のワナかもしれん。注意するに越したことはないぞ。
- エリー(ブラウン未加入時)
- ヒュプノスの塔…。ヒュプノスが象徴するモノは眠り…………!気をつけて!皆さん、3人は雪の女王に眠らされているのかもしれませんよ!
- たまきちゃん
- すや すやすや…むにゃむにゃ…すき…よ うぅん…た……だ…むにゃ
- アヤセ
- でもでもー、雪の女王に眠らされたワリには、みーんなシヤワセそぉなカオして寝てるよー!
- 夏美先生
- すぅ…すぴー…うふふ…だめよ……ちゃん…と…たべて…
- アヤセ
- ………どんな夢観てんだか。鼻つまみたくなるね。
- ただしくん
- ぐーぐーぐーんがっ…ぐ…ぐぅ…もぉはなさな…い…
- たまきちゃん
- すやすやすや…すやすや…もう…はな…れない…
- 夏美先生
- すぅ…すぅ…すぅ…すぴすぴ…すぴー…にげ…るな…くえ
- ゆきの
- 寝てるだけといっても、こんな化け物だらけの所に3人を置いとくわけにはいかないよね。起こしてから先に進もうよ。
- アヤセ
- ねぇねぇ、ただしくんっていつもギャーギャーやかましいけど、こうして寝てるとけっこうぷりちぃーだね。
- 南条
- 命に別状がないのなら、ほっておいても問題あるまい。我々には時間がないのだ。「時は金なり」だ。先に進もう。
- エリー
- 3人を眠らせている理由がヒュプノスに関係してくるなら、ここでこうしていても、3人が目覚めることはないと思いますわ。
- ブラウン
- なんでェなんでェ、心配させやがって。寝てただけなのかよ。ま、おれ様ははじめッからそォじゃねーかと思ってたけどな。いやマジで。
- ゆきの
- あちゃあ、ここもか…………ってなに!先生たちだよ!寝てんの。しっかりしてくれよもう。
- 南条(ブラウン未加入時)
- フム、事態は想像以上に深刻なようだな。恐らく、学校の人々を眠らせている「何か」が存在することは間違いあるまい。まずそれを探さなくてはな。
- ブラウン
- かァー!なさけねェ。生徒のおれ様が、こォーんなにガンバってるのに、教師たちのこのタルみかたはなんだッてんだ!?頼むわホント。
- 反谷教頭
- ぐう…ぐう…ぐっ!がぁ…ギリギリギリ…ギリ…ぐ…へへ…ぐふふふふ…へへ…
- アヤセ
- やー、このハゲぇ、ニヤニヤしながら寝こけてるー。超キモチワルーイ!!
- 南条
- 醜い…見るに耐えんな。こんな男が教育者を名乗っているとは、世も末だ。しかし、校長は大丈夫なのか?だいぶうなされているが。
- エリー(ブラウン未加入時)
- まぁ!校長先生がうなされていますわ。ひどい汗ですわね。これも雪の女王の魔力のせいなのかしら?
- 大石校長
- すう…すう…ううーん……しかし…それは…
- ゆきの
- さっきの部屋とおんなじだね。二人とも何をやっても起きそうにないよ。どうする?
- 反谷教頭
- ぐぉー…ぐぅ……書き取りだァ…ヒッ…ヒヒッ…靴ゥ…みがけェ…エヘヘ…
- 大石校長
- すう…すう…ウッ…ウウーン……ウーン…ウーン…
- ゆきの
- このまま寝てる人をほっておくつもりじゃあないだろうね?
- アアセ
- チャンスだからさー、ハンニャのハゲ頭に落書きしちゃおっか?
- 南条
- まったく…!俺達は何のために塔に入ったんだ?学校から脱出するためだろう?ならば、それ以外のコトは考えず先に進むべきだな!貴様達の行動には無駄が多いぞ!
- エリー
- ここでこうしていても、ムダに時間がすぎるばかり…。寝てる人を起こすにせよ、塔を攻略するにせよ、今の私達には前に進むコトが重要だと想いますわ。
- ブラウン
- うーん…ム…ム…ム…!ヨシ!このおれ様がァ、リーダーとして命令する!先に進むぞ!…でも…待てよ?コイツら助けて恩を売るッてのもいいな。どうすべェ?
- ゆきの
- なんだい?ここは?
- 南条(ブラウン未加入時)
- くっ、眠気が物理的な力を持って迫ってくるようだ。
- ブラウン
- む、むむ?そぉかぁー!ここがボス部屋かぁー?!みんな、油断するなよ!なんちて。
- アヤセ
- ねーねー、奥に超変な扉があるよー。入ってみよっか?
- 南条
- 見るからに怪しげな扉だな。不用心に近づかないほうがよかろう。が、ここで考えていても時間をムダにするばかり…。さてどうしたものか?
- エリー(ブラウン未加入時)
- 怪しげな扉ではありますが、邪悪な気配は感じませんね。Ayaseのいうとおり、入ってみるのも手かもしれませんわね。
- ゆきの
- よしッ!ここでグダグダ言ってても仕方ないよ。ちょっとのぞいてみるか!!
- ???
- はっはっはっ。相変らず威勢がいいな、少年達。
- (辺りが光る)
- フィレモン
- 調子はどうかな諸君。ここは、塔の主のペルソナ「ヒュプノス」の魔力に支配された、眠りと夢の世界。今、人々の魂はヒュプノスによって夢の世界に幽閉されている。ここは夢の世界と現実を繋ぐ分かれ道をいうわけだ。
- 夢の世界に行き人々を目覚めさせるか、先に進みヒュプノスを倒すか、好きな道を選びたまえ。しかし、時間に限りがあることを忘れぬようにな。
- (意識が正常に戻る)
ブラウン加入時のみ、実際のゲーム中では激レアな読点「、」が見られます。
- ゆきの
- どうも他人の夢を見るッていうのはやだね。のぞきやってるみたいでさ。
- アヤセ
- アヤセもォ、夢見るとここの夢の世界に来るのかなァ。
- 南条
- こんな所に用はないな。先を急ぐぞ。
- エリー
- …夢の世界、Erie In Dreamland、「夢の国のエリー」というトコロですわね。ウフフ…。
- ブラウン
- 他人の夢ってキョーミあるし、オモロイよなケケケッ…。
- (扉を調べた)
- 扉の向こうからは甘い風が吹き込んでくる。夢の世界に行きますか?
- ・はい
- (反夢界へ)
- (選択肢エンド)
- ・いいえ
- (選択肢エンド)