女神異聞録ペルソナ 雪の女王編 全会話集
タナトスの塔(百合子)
タナトスの塔 7階 部屋
- ゆきの
- どうやらここが百合子の部屋らしいね。あのブリっ子ぶりからは想像もつかないほど趣味の悪い部屋だぁね。
どうせアタシ達が来たことは解ってるんだろ?だったら出てきな!それともまた何か企んでるのかい?
- (百合子がゆきのの目の前に姿を現す)
- 百合子
- もぉー!ここは百合子のお部屋なんだから、そんな大声出さなくてもちゃんと聞こえてるよォ!!
それよりあなた?とってもきれいな顔してるね!
その美しさを永遠にするためここで死んじゃわない!?
このまま生きて年を取っても、キタないオバサンやババアになるだけだよん!!
だったらぁ!百合子みたいにィ人生でイッチ番きゃわゆい時に死んじゃってェー!
きれいなまんまの姿でェーこの塔で暮らそうよォ!!ねェそうしよ??ね?楽しいよォ!きっと!!
- 百合子!「雪の女王の仮面」の言う通り、この塔に来て本当に良かったと思っているもんッ!
百合子かわいいまんま、きれいなまんま、ずぅッといられるんだもん!
でも百合子一人っきりでちょっとタイクツだったしィ、百合子みんなと戦いたくないし、ね?ね??
- 南条(ブラウン未加入時)
- 貴様…自分が何を言っているのかわかっているのか?
「雪の女王の仮面」の力をかり「死」によって貴様が手に入れたモノ。
それは「貴様自身の存在の終結」と「貴様自身のいない現実世界」、そしてこの塔における「絶対の孤独」にすぎん。「永遠の美」などでは断じて…ない!
- ブラウン
- フガ?何いってんだ?百合子ちゃんそれってつまりよォ、
「雪の女王の仮面」に殺されてこの塔の番人になっちまったってコトだろ?
そりゃあもう死ンぢゃッてんだから…年はとんねェかもしんねェけどよォ…。
現実での「生活」と「未来」を捨ててまでおれ様達は欲しかネェなァ。
「永遠の美」なんて、さ。悪ィけどパス1ツ!だゼ!!
- (百合子がアヤセの前に移動する)
- 百合子
- う、うるさいッ!お、男なんかにオトメゴコロがわかってたまるもんですか!
ねぇ、あ、あなたはどォ?見たところあなた、この中ではイッチ番かわいいしィ。
ネ?百合子ちゃんの言ってるコトわかるでしょう?一緒にここで「永遠の美」を手に入れようヨ!そしてキレイなまま…。
- アヤセ
- パス1。バカにすんなッ!
アンタみたいなダサダサな女とアヤセのコト一緒にすんなァッ!!
もう超MMC!!アヤセはねェ!「死んで」まできれいなままいたくなんかナイ!
なんだ!オマエなんか結局「死ぬコト」も!「年トるコト」も!!「生きるコト」も!!!
ぜんぶぜんぶぜんぶ!ぜぇえええええんぶ!!あきらめて!逃げ出して!!放り出した!!!サイッテー女じゃないかァーッ。
- 南条
- フッ、よく言った!綾瀬まさに「一スンのムシにも五分のタマシイ」というヤツだな。
百合子、あきらめろ。このなかで一番貴様と話があいそうな綾瀬がこのありさまでは、貴様のタワゴトに耳をかすモノはもう一人もいないぞ。
- エリー(ブラウン未加入時)
- Yeah!!Ayase So Cool!よくいいましたわ!
私、あなたを見直しましてよ!さァYurikoさん、このなかで一番話のあいそうなAyaseがこのありさまでは、あなたの言葉に耳をかす人はもうここにはいませんわ!さ、どうしますか!!
- (百合子が奥へ移動する)
- 百合子
- くッ…………ゆ、百合子ちゃんがせっかくせっかく、みんなを、みんなを助けてあげようとしたのに!!
みんなと、みんなと楽しくやろうとしたのに!どうして、どうしてわかってくれないの??このわからずやーッ!!
- もう!!いいもん!!!もぉゆるさないんだから!!
百合子ちゃんはつおーいンだぞォッ!!後で泣いてアヤマッたって許さないんだからァッ!
死んだ後のタマシイだってナくなっちゃうくらいヤっつけてやるぅッ!
- ゆきの
- ヘッ…!南条流にいえばアンタ、「バカは死ななきゃ直らない」ッてヤツだね!
いやアンタの場合一回死んでも直ってないみたいだねェ!
さぁ、かかってこい!もいっぺん死んで!そのバカを直してきな!いくよッ。
- バトル:死神タナトス(Lv50)、しょくしゅ(Lv.40)(6体)
- タナトス
- へ・ん・しーん かんりょぉッ!!百合子ちゃんいッきまーす!
さァみーんなヤッツケちゃうぞォーッ。カクゴしちゃってねェ!
- アヤセ
- ゲロゲロ~。超みにくゥーい!!
- タナトス
- 言ったなァーッ!!百合子ちゃんゆるさなァーい!ゆるせなァーい!!
- アヤセ
- アタセ…やってらんなァーい…。
- (タナトスに充分なダメージを与えた)
- (タナトスの姿が変化する)
- バトル:死神タナトス(Lv.46)
- (敵に充分なダメージを与えた)
- (敵殲滅)
- ゆきの
- 百合子…アンタの…負けだ!観念するんだね。
それとも?アンタに「永遠の美」をくれた、おやさしい「雪の女王」様にでも泣いてすがんのか?どうすんだい!!えェ!
- 百合子
- ……………………。
百合子ちゃんね………ホントは…ホントは…雪の…「雪の女王」なんて…。
あんな奴なんて…ダイッキライなんだもん。
百合子ちゃんね…これで良かったんだ……。
みんなと遊べてね…おしゃべりしてね…いっしょうけんめい戦ってね…。
そんで…やられちゃった…。
そう…これで…いいんだもん…。
…百合子ちゃんは……「人間」なんだもん…。
…「人間」は「死ぬ」んだもん…。
…百合子ちゃんは……バカだったから…。
…そんな当たり前のことが……わからなかったから…。
- 南条(ブラウン未加入時)
- 何だ?貴様…泣いて…いるのか?フン…しらじらしい!今度は何を企んでいる?
そんなウソ泣きで俺達を油断させられるとでも思ったか?人をバカにするのもいいかげんにしろ。
そもそも「雪の女王」の配下の貴様が!言うにコトかいてヤツのコトを「ダイッキライ」だと?ウソをつくならもっとマシなウソを考えろ。
- ブラウン
- だあ?泣ァいてんの?百合子ちゃーん…いくら美少女の涙に弱いおれ様でも…
それがウソ泣きッてコトぐらいお見通しだゼ…。どうせまた何か企んでんだろうけどよォ…それじゃあ…ダメだ。
他のヤツラを油断させるこたァできても!このおれ様の眼はゴマかせねェよ。いやいやマジで。
だいたい「雪の女王」サマサマのキミが、「百合子ちゃん雪の女王ダイッキライだもん」だァ?
オイオイ…そりゃ新手のパーティジョークかァ?ウソはもっと上手につこうゼ、百合子ちゃーん。
- アヤセ
- ちょっと…バカ!マジでこのコ泣いてるよ!見てわかんないの?
アンタはァ!!だからいつまでたっても彼女ひとりできないんだよ!
女の子のコト全然解ってないっていうかァ!
黛も!そんなにキツイこといわないで、このコの話し聞いてあげなヨ!
ネ、アヤセこのコそんなに悪い子じゃないと思う。…うまく…言えないけど…。
- 百合子
- ありが…とう。アヤ…セさん?だっけ…。生きてるうちに百合子ちゃんアナタと…お友達に…なりたかったな。
…百合子ちゃんね…ホントは…恐かったの。おしゃべりして…いっぱい遊んで…。百合子ちゃんのコト「好きだ」って言ってくれる、いっぱいの男の子やお友達。
…それにやさしいパパやママ…。とっても毎日が楽しくて幸せで…。あぁ、これがあたしの「一番いいとき」なんだなッて思ってたの…。
- そしたら急に…恐くなっちゃったの…。今が「一番いいとき」ならあとの人生は落ちてくだけなのかなーって…。
そうなの…百合子ちゃんこのまま生きてても、これ以上の幸せは、もう二度と来ないんじゃないのかなって考えちゃったの…。
このまま生きてても大人になって…年を取って汚くなって…死んじゃうだけだって考えたら、恐くて…恐くて…夜も眠れなくなっちゃったの…。
そしたら、お芝居で使った「雪の女王」の仮面が…百合子ちゃんに、「今の自分のままずっといられるようにしてやる」ッて言って…。
気がついたら…百合子ちゃんこの塔にいて…。ずっとずっと…一人で…この塔にいて…。パパもママもお友達もいないで…この塔に一人で…。
- 百合子ちゃんがわがままで!人間なのに「死にたくない 年取りたくない」なんて無い物ねだりしたから。
バカだったの!だから「雪の女王」にだまされたの!!百合子が!百合子がバカだったから!…さびしかったの!もう終わりにしたかったの!
百合子ちゃんもう我慢できなかったの!!だからあなたたちが来た時…百合子…うれしかったの!なんでもいいから終わりにできるって…もう一人はヤダったの!だから!だから!!
- 南条
- フン…なるほど。
貴様のあの凄まじい戦闘力は、貴様自身の持つ、わがままで身勝手な甘えの心から生まれていたというわけか。
貴様の持つ収拾のつかない程の悲しみや後悔の念が、絶対的な孤独、そして「永遠」ともいえる時間のなかで大きくなり…変化して…。
ついには貴様自身の思い込み以上に、果てしない凶暴性となり果てた、というわけだ。
- その凶暴な心が…貴様の突飛な言動や「タナトス」パワーアップの銃爪になっていたのだな。
まったく迷惑な話だ…!ま…しかし貴様の気持ちわからんでも…ないがな。
- エリー(ブラウン未加入時)
- あなたのあの異常なまでに強大な戦闘力は、たとえようも無い程の悲しみから生まれたものだったんですのね…。
絶望的な孤独と…収拾のつかない悲しみが、あなた自身の思い込み以上に果てしない凶暴性を生んでいたんですわ。
その悲しみと凶暴性がまぜこぜになってその心が…。
あなたの突飛な言動や、あなた自身のPersona「タナトス」のPower upのTriggerになっていたんですわ…。
Yurikoさん、あなたも…「雪の女王」の被害者だったんですのね…。
- 百合子
- でも百合子ちゃんミンナのおかげで…やっと…終われるみたい…。
ありがとうミンナ…ミンナのおかげで百合子ちゃん、ちゃんと「人間」…の気持ちのまま死ねる…みたい。
- 百合子ちゃん も…う い…かな…きゃ…
- みんな…ホント…ありがとうね
- さとうなら…
- (百合子消滅)
- 「かがみのはへん」を手に入れた。
- 「アンブロシア」を?個手に入れた。
- ゆきの
- 「雪の女王」め…いたずらに人間の人生を!生命を玩びやがって!許せないね!!
- 百合子…アンタの分までアタシ達はやってやるからね!だから安心して…眠りな…。
- タナトスの塔を攻略した!