鏡の破片を12枚全て集めた場合です。最後の辺りから変化します。
- ゆきの
- 天舞!鏡をかざして!!
- (氷像へ鏡をかざすと、氷柱が崩壊し氷像が溶ける)
- 雪の女王
- ぐ…あ……。
- ゆきの
- やったか!?
- 雪の女王
- ぎゅああああああぁ!顔がぁ焼げるうぅぅぅぉぉ!!
- (女王が仮面を外し、冴子が開放される)
- (???が姿を現す)
- ???
- おぉぬぉぉれぇぇぇぇ どぅぉぉじでぇ どぅぉぉじで
- みんぬぁぁぁ 冴子ざんぬぉぉぉ みがだぁ をぉぉぉぉぉぅぅ
- アヤセ
- キャーーーーーッ!!
- エリー(ブラウン未加入時)
- Oh my…。
- ブラウン
- でひゃああああぁ!?ででででででで、出たあぁ!!
- バトル:業魔レディマスカレード(Lv.67)
- (敵に充分なダメージを与えた)
- (敵殲滅)
- アヤセ
- やったーーー(はぁと)
- ゆきの
- 冴子先生!!大丈夫かい先生、寒かっただろう、怪我は?
- 冴子先生
- ありがとう、平気よ。それより知美は?
- 南条(ブラウン未加入時)
- 知美…?
- ブラウン
- トモミ?だれそれ?
- 冴子先生
- 知美はね…仮面に取りついていた霊よ。雪の女王に魅入られた生徒の1人。そして…演劇部時代の私の親友でもあるの。
- ゆきの
- じゃ、じゃあ、冴子先生に取りついてた雪の女王は先生の親友…。
- 南条
- ふむ、どうりで先生の事をさん付けで呼んでいた訳だ。しかし、親友がどうして先生をいけにえにしようなんて。
- エリー(ブラウン未加入時)
- だから女王は先生の事「冴子さん」って呼んでいたのですね。でも、どうして親友が取りついたりしたのでしょう?
- 冴子先生
- あの子が私の事、あんな風に思ってたなんて…。気づかないうちに人を傷つけてる事ってあるのね……。
- (回想1)
- 冴子
- 雪の女王役おめでとう。学生生活最後になって、とうとう知美に負けちゃったね。
- 知美
- ありがと、私、冴子さんの分も頑張る。でも不安だな、あの仮面…。今まで女王役を演じた人、皆呪われたって本当?
- 冴子
- 何言ってんの!そんなの迷信に決まってるって!いつも明るい気持ちでいれば、呪いだって居心地悪くて逃げてくわよ! すぐ人のウワサに流されちゃうんだから。それが知美の悪いとこ!
- 知美
- いいな冴子さんは…強くって。
- 冴子
- しっかりしなさいよ!私と争って大役を勝ち取ったんだから、もっと喜んでもらわなきゃ私の立場がないじゃない!!
- 知美
- そ、そうね。
- (回想2)
- 演劇部員
- えぇ~~っ!!センパイ、冴子さんにだまされてますよ!
- 知美
- え!?だまされてるって?
- 演劇部員
- 知らないんですか!?冴子さん、自分から雪の女王役立候補を取り消したんですよ。 みんな言ってます。仮面の呪いが怖いから、知美センパイに雪の女王役を押し付けたんだって。
- 知美
- 辞退…呪いが怖いから…うそ!? もし本当に辞退したんだとしても、きっと私に気を遣っただけよ!私、冴子さんと同じ学年なのに…冴子さんよりいい役もらった事ないから。
- 演劇部員
- それで最後ぐらい花を持たせようと?お人好しだなぁ、知美センパイは。 雪の女王って言ったら、いちばん目立つ役ですよ。そんなの、何の理由もなしに他人に譲る訳ないじゃないですか。
- 知美
- ……。
- (回想3)
- 冴子
- どうしたの知美?呼び出したりして。何、隠れてんの?
- 明日の本番、私の分まで頑張ってよね。期待してるよ。
- 知美
- ……あ…だの……い……よ…
- 冴子
- 何?聞こえないよ!
- 知美
- あんだの…ぜい……よ!!あんだのあんだのあんだのぜいなのよぉ…!!
- 冴子
- えっ!?どうしたのよ知美!落ち着いて!!
- 知美
- あんだがあんだが仮面を押じづげだりじだがらぁ
- 冴子
- 知美…大丈夫?仮面がどうかしたの?
- 知美
- 仮面が仮面がぁ
- 急に取れなぐ取れなぐなっでぇ
- 急に熱ぐ熱ぐ熱ぐなっでぇ
- あだじの顔がね顔がねじゅぅじゅぅう音を立てるのぉ
- あんだのあんだのあんだの!
- 知美
- ぜいなのよぉ!!
- 冴子
- キャアアアアアアアア!!
- アヤセ
- それって別に、先生が悪いワケじゃないよ。押しつけたんじゃないんでしょ。知美って子のカンチガイじゃん。
- 冴子先生
- そうかもしれない。でも、そうだとは言い切れない。もしかしたら、心のどこかで優越感に浸ってたのかもしれない。 親友づらして表面だけ親切にして、本当は知美の気持ちなんて、どうでも良かったのかもね。他人に親身になってる自分に酔ってただけで…。逆に傷付けてたんじゃないかって。
- ゆきの
- 先生…。
- 冴子先生
- 仮面の呪いなんかじゃない!あの子をあんなにしたのは…。
- ゆきの
- やめなよ!!
- 冴子先生
- ……。
- アヤセ
- うわ…さむい……。
- 南条(!)
- 南条
- !!どういう事だ…。
- エリー(!)
- エリー
- Oh!そんな事って…。
- ゆきの
- どうしたんだい?
- 南条
- 雪の女王を倒して冴子先生を助けたのに…学校が元に戻っていないぞ!!
- エリー
- 雪の女王を倒して冴子先生を助けたのに…学校は凍ったままですわ!!
- アヤセ
- そう言われてみれば……空の色もまだヘンだし。
- 声
- クククク…さぞ寒いだろうねぇ。アハハハハ…。
- (???が現れる)
- 主人公(!)
- 冴子先生、仲間達(!)
- 冴子先生
- な、何なの!?
- エリー
- What!?
- ブラウン
- あわわわわわわわわわ、そんなのナシだぜぇ~。今、倒したばっかじゃん!!
- 女王
- わらわの中の知美は、人間の弱さを持つ知美は死んだ。礼を言うぞ。 わらわは宿り主である知美を離れ、器である仮面を離れ、晴れて自由の身となった。これでわらわは完全となる。 完全なる夜の女王となり、無と絶望の白と黒とでこの世を覆い尽くす。
- ゆきの
- なんだって!?
- 夜の女王
- いまだ希望を捨てぬおろか者どもめぇ。目に物見せてくれるわ! わらわは「永遠の夜」をあきらめた訳ではないぞ。この氷の城から、城の頂から、絶望の雪を降らせるのじゃ。クククク…アハハハハ…。
- (夜の女王が姿を消す)
- アヤセ
- あっ!?
- (間)
- アヤセ
- ナニよ今の。どういうコト?
- 南条
- 雪の女王は、知美の心にあった暗い部分を象徴している。すべての悪を映し出す「悪魔の鏡」をかざす事で、知美、つまり雪の女王は、自分の心がどれだけ汚れていたかを見てしまったんだ。
- エリー
- 雪の女王はTomomiの悪い面が具象化した物です。すべての悪を映し出す「悪魔の鏡」をかざす事で、Tomomi、つまり雪の女王は、自分の心がどれだけすだんでいたかを目の当たりにしたんですわ。
- ゆきの
- そうか!鏡に映った醜い自分を見て、知美さんは我に返ったんだ。だから彼女のペルソナである、夜の女王が行き場を失って暴走を始めたんだね。
- 南条
- うむ、そんなところだろうな。
- エリー
- おそらくそんなところでしょう。
- ブラウン
- 説明ご苦労。ようやくおれ様にも事情が飲み込めたぞ。つまりだ、夜のなんたらを倒さないと、家にも帰れないしアツいフロにも入れないんだな!
- アヤセ(ブラウン未加入時)
- ふーん。結局、夜のナントカも倒さないといけないワケね。
- 冴子先生
- アンタたち…しばらく見ない間に頼もしくなっちゃって。
- アヤセ
- みんながいてくれたから、ここまで来れただけだよ。アヤセひとりじゃとても…。
- ゆきの
- あぁ。こいつらのおかげでその…うまく言えないけど、自分が生きてるって事の意味が、はじめて分かったような気がするよ。
- アヤセ
- うわっちゃー、かーっこいー。
- ゆきの
- う、うるせぇな!行こうぜ天舞!夜の女王だかなんだか知らないが、このメンツがいれば怖いもんなしだよ!
- (辺りが光る)
- ゆきの
- な、なんだ!?
- (知美の霊が出現)
- 全員(!)
- アヤセ
- ちょっと!あれって…。
- 冴子先生
- 知美!!
- 知美
- 冴子さん…皆さん、ありがとう。貴方達のおかげで、人間の心を取り戻すことができました。 鏡に映った自分の姿は、自分の心は、正視できない程醜くて…。
- ゆきの
- アンタだけじゃないよ、知美さん。あの鏡の前に立てば誰だって、きっと醜く映るのさ。本当にきれいな心の人間なんて、めったにいるもんじゃないよ。
- ブラウン
- その点、おれ様なんか少女のようにあどけなく、天使のようにピュアーで…すまん。
- アヤセ
- きっとアヤセの姿なんか、スゴい化け物なんだろうな。
- 知美
- 今の皆さんは化け物なんかに映りませんよ…。
- そうだわ!今後も「悪魔の鏡」を持ち歩くといいでしょう。きっと皆さんを災いから守ってくれるはずです。鏡のままでは持ちづらいでしょうから…。
- -
- 「あくまのかがみ」が盾に変化した。「シュピーゲルシールド」を手に入れた。
- 知美
- それから、お役に立つかどうか分からないけど…。 「雪の女王」のお芝居で、歴代の主人公が着ていた衣装が体育館の倉庫にあったはずよ。 「雪の女王の仮面」の封印を強力にするため、箱の近くに置かれていたはず。
- ゆきの
- へぇ、それはいい事を聞いた。倉庫が「氷の城」のどこにあるのかわからないけど、探してみる価値はありそうだね。
- 知美
- あぁ…もっと早く貴方達に会えていたら良かった…。第2、第3の私達が誕生しないよう、歴代の女王達と一緒に天から学園を見守っていきます。ありがとう。
- アヤセ
- お礼を言わなきゃいけないのはアヤセの方だよ! 自分でも気づかないうちに、いろんなトコでいろんな人を傷つけてたって分かったの!!アヤセみたいに迷惑なヤツが、他人を信じられなくなっちゃう子を増やすんだって…。
- 知美
- フフフフ…。
- 冴子先生
- 皆、しばらくの間にたくましくなったね。できない事なんかないって顔してる。 今のお前達なら、何かやってくれそうな気がするよ。たくさんの生徒達を苦しめた仮面の因縁を断ち切って!頼んだよ。
- ゆきの
- 夜の女王か…。奴め、確か「城の頂から絶望の雪を降らす」とか言ってたね。 女王が登っていった通路か何かがあるかもしれない。探してみよう!
- アヤセ
- なんだか少しあったかくなった気がしない?女王の力が弱くなったのかなー?そーだ!!凍ってて開かなかったドアとか直ってるんじゃない!?
- 南条
- 稲葉と園村が外へ出てから、ずいぶん時間が経ったな。早くケリをつけねば2人が心配だ。
- エリー
- 仮面の因縁を断つには、なんとしても夜の女王を倒さねば。
- ブラウン
- 夜の女王だぁ~?銀座のママみたいだな。あんまし強くなさそうだ。おれ様がいなくてもヘーキだろ。……ジョーダンだよ。さ、行こうぜ!