ダンジョンズ&ドラゴンズ(1)

はじめに

ゲームの攻略お疲れ様でした。ココでは本来のD&Dについて、少し触れておきます。 当攻略ページの初回掲載は2004年10月です。

D&Dとは何か

数人で遊びます。1人はダンジョンマスター(以下、DM)という役を持ちます。 DBは予め、冒険の舞台となる世界を創り用意します。 東にはテリマカシ城があり、城下町があり、西には財宝の洞窟があり…。 財宝の洞窟にはコボルドがいて、金貨1000枚を溜め込んでいる…。世界を自由に用意します。

次に、残りの人が冒険者となります。人間、エルフ等ですね。 その時に能力値を決定しなければなりませんが、ダイス(サイコロ)を使います。 6面体のものだけでなく、21面体のダイスも使います。ダイスを転がし、STRは15、WISは12…と決定していきます。 決定事項は紙にメモしておきます。本来は、このパラメータを元にして職業(クラス)を選びます。 例えば、STRが3でINTが18なのに、職業ファイターでは話になりません。決定後、冒険スタートです。

DMが少しずつ冒険者達を導き、想像の中で冒険を楽しみます。成りきりゴッコです。 イベントや行動の結果は、殆どをダイスで決定します。

ファイターとコボルドのバトルサンプル

ファイターがコボルドに剣で切りかかったとします。 まず、攻撃がヒットしたか否かを判定します。ダイスが1-3ならヒット、4-6なら外れ、といった具合です。 相手が強いモンスターであれば、"6が出た時しかヒットしない"…となります。

運よくヒットした場合はダメージを判定します。ダイスを振り、5なら5のダメージを与えた、となります。 本当はもう少し面倒な計算をします。敵側のダイスはDMが振ります。 街の住人や、城の王様、などなど、登場する(させる)キャラクターは、全てDMが(成りきって)務めます。

D&Dの目的

"トランプの勝負を終わらせる為にトランプをする"人はいないでしょう。 D&Dはファンタジーの世界を、想像力を使って冒険するコトを楽しむ遊びです。 映画のように受動的に楽しむだけでなく、自分達で行動を決定するコトが出来ます。 あたかも本当に冒険しているように感じ、楽しむ、ということです。 現在のコンピューターロールプレイングゲームの大元ですね。

世界について(補足)

DMが自由に世界を創る、とは言っても、ある程度のルールは決まっているようです。セットを買うと説明書が付いてくるようです。 例えば、敵モンスターやアイテムは、一から考えるのは困難ですね。 どのモンスターを、いつ、どこで、どのように出現させるかは、DMの腕次第という事になります。 いきなりラストモンスターやゴーレムを出したのでは、面白くも何ともない、ただ死ぬだけの遊びにしかなりません。 逆に、いきなりレベルが10も上がったりしてしまっても、つまらない(敵に簡単に勝てるし冒険する意味も薄い)と思います。 ハッキリ言って、DMの用意する舞台や、進め方によって面白さも変わるのでしょう。優秀なDMがいれば、楽しいゲームになるのでしょう。

D&Dの発祥 (富士見文庫『D&Dがよくわかる本』より)

資料によりますと、D&Dはシカゴ(アメリカ合衆国)のTSR社が開発した遊びで、70年代の後半に爆発的に普及したそうです。 日本でも昭和50年代後半の頃から遊ばれていたようです。そうなんですか?遊んだ事がある人も多いんでしょーか?

属性(アラインメント)

ゲーム開始時、ローフルやカオティックという属性を決定したと思います。ゲーム中では大した影響もなかったと思います。 D&Dの世界では、成りきり行為が大切ですので、この属性に従って行動する事になります。 ローフルのキャラクターを選択しておきながら、意味もなく虐殺したりしては支離滅裂です。 本攻略では、これらの属性は全く無視した…と言えるでしょう。 パラディン(ローフル)がドワーフを虐殺してみたり…。カオティックが可哀想だから、と言って他人を助けてみたり…。 ビデオゲームの性質として仕方がないコトとご了承下さいな。

説明書画像

本来のD&Dと本攻略から

D&Dは"攻略する"遊びでは無いし、そもそも"攻略が出来るもの"ではない、というコトはご理解頂けたと思います。 対し、アイオブザビホルダーは"攻略が出来るもの"です。一定のデータに従って行動するだけですからね。 極端な話、同じ操作をすれば同じ結果が得られます。D&Dでは、DMが融通を利かせて配慮したり、サイの目によって結果が変わってきます。

というわけで、大抵の方は1つの結論が出たのではないかなと思われます。

アイオブザビホルダーは D&D(AD&D)とは別物です。

補足事項

AD&Dについては手元に資料がないので詳細は不明です。 間違いがあるかもしれませんが御容赦下さいませ♪